上映時間ギリギリまで本編視聴してたにわか野郎が青ブタの映画を見に行った結果
皆さんは「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」って作品、ご存知でしょうか?
名前だけは聞いたことある、って方も、知ってる!めっちゃ好き!って方もいると思います(僕の友人には後者が多いでしょうか?)
僕はどちらかというと前者…といっても、青ブタが好きな友人に、話の流れなどはそこそこ聞かされていました。
でも僕はそこまで興味がなかったし「名前的にギャグっぽいなぁ」なんて事を考えていたので、右から左に聞き流していました。
そんな僕に、転機が訪れました。
その友人と一緒にその「青ブタ」の映画を観に行かないかと誘われたのです。
最初は、アニメも見た事が無い劇場版なんて見にいく理由もないかな。と思ったのですが
(最近映画も観に行ってないし、アニメーション作品でも見てオタクを深めとくかぁ)
といったような非常に浅はかな考えで、その誘いに乗りました。
では皆さん、アニメを見たことが無い劇場版を見るに当たって、まず始めに何をするでしょう?
そうです。アニメ版の視聴です。
僕は急いで全13話のアニメが観れる環境を整えました。
見てみると、これが結構面白い。西尾維新的な台詞回し、深く考えられてる事がわかるストーリー。気がついたら時間を忘れて見ていました。
しかし、その時に7話まで視聴できたのはいいものの、見なきゃ見なきゃと思いつつ時間が取れずについに約束の日が…!
映画は午後の予定でしたが午前中に友達と合流。
紙をしばきながら映画が始まるのを待ちます。
そこで、ふと思い出しました。
(あれ?アニメ途中までしか見てなくね?)
そこからはもう大変、紙をしばきつつ青ブタも視聴するというクソみたいなマルチタスクをこなさなければならなくなったのです。
視聴、デュエル、視聴、またデュエル…。
同時に二つの事が出来ない僕からしたらそれはそれは地獄のような時間でした。
アニメは面白い!でも苦痛!複雑!
これを書いている今からしたら、普通にデュエマをやめればいいだけの話だったのですが、その時はハイテンション過ぎて頭がパァになっていたのか、全く考えが及びませんでした。
と言って視聴始めたのが映画始まる2時間半程前。1話見終わるのに大体30分。
そして、僕が見たのは7話まで。
先程も言った通り、青ブタのアニメは13話構成です。
時間が足りねえ
おいおいやべえよ…どうあがいても13話だけ視聴できずに終わんじゃねえか…
でもそこで諦める訳には行きません。映画の時間が近づいてきて映画館に向かい、ポップコーンとドリンクを買いつつ劇場の中へ…モチロンその間ずっとアニメは見ています。
映画の予告編が終わり、いつもの映画泥棒さんが出てきたところで(あ、これもう始まるわ。ダメなやつだ)と思い携帯の電源を切るまではずーっとアニメを視聴してました。
多分劇場で青ブタ12話視聴してたの俺だけ。
しかしながら僕は安心していました。
12話まで見ていれば十分にストーリーを楽しめるし、ネタバレも無いものだと考えていたからです。
他の映画の予告編を見ながら、本編が始まるのを待ちます。
しかし、その希望的観測はほんの数分で裏切られました。
「あれ?なんか妹ちゃんキャラ違くね?」
そうです、12話といえばかえでちゃんのお話し。
13話まで視聴していない僕は、かえでちゃんが楓ちゃんになってる事実など知る由もなかったのです。
早々にネタバレを食らってしまいました、9割自業自得ですが。
序盤でそういったハプニング(?)もありましたが、映画のクオリティ自体は素晴らしい物でした。
いつもの思春期症候群とは一線を画するナニか、劇場版に相応しい複雑かつ重厚なストーリー。
最後まで考えることをやめられない演出、構成の数々。
文字通り、息を呑んで見入ってしまいました。
そんな楽しい時間も1時間程で終わり、エンドロールが流れ始めます。
余韻に浸りつつ、隣の友人に声をかける。
「いやー…めっちゃ面白かったね!」
「…お前さ、隣でうるさすぎなんだけど(怒)」
どうやら僕の息を呑む音が普通に聞こえていたようで…
ごめんなさい今度から静かに見ます。
本当にごめんなさいでした。
そんなこんなで僕の青ブタ鑑賞会も終わりを告げましたとさ。
ps,もちろん帰ってからちゃんと13話見ました。見終わらずに劇場行った事後悔した…
っていうか、コメディ路線なのかと思ったけどタイトルが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のパロディなんですね、コメディ路線の筈ねーや。